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関西大学経済学会

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第九回 研究会のお知らせ

会 員 各 位

冬の気配が近づいて参りました。
皆様にはお変わりなくお過ごしと存じます。

さて、下記の内容で第九回研究会を開催いたします。
どうかふるってご参加ください。

 

           記

日 時: 2017年12月7日(木)17:00~18:30

場 所: 4A会議室(経商研究棟 4F)

講演者:
三浦 貴弘 氏(大阪大学経済学研究科)

タイトル:
“Testing Reference-Dependent Model: A Laboratory Search Experiment”

<要  旨>
本研究では、サーチ実験を用いて参照点依存モデルの検証を行う。サーチ実験では、ランダムに引かれたポイントに基づいて、そのポイントを受諾するか拒否するかの意思決定を行う。また、ポイントを拒否した場合に一定の確率でサーチ行動が強制終了させられる、random termination条件と、次のポイントが一定の値で割り引かれる、discount条件の二種類を設定した。理論的には、期待効用モデルの下では留保ポイントや期待サーチ回数は二種類の条件間で同じになるが、参照点依存モデルの下ではrandom termination条件の方がdiscount条件よりも留保ポイントが小さくなり、期待サーチ回数も短くなることを利用して、参照点依存モデルを検証した。実験の結果、参照点依存モデルは支持されなかった。また、アンケートを用いて測定したリスク選好と損失回避とサーチ行動との相関でも同様の結果が得られた。
以上