関西大学経済学会

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研究会のお知らせ〔2020年3月21日(土)12:00~〕

会 員 各 位

 

平素は経済学会の運営にご協力をたまわり、誠にありがとうございます。
下記の内容で研究会を「コンヴァンシオン経済学」研究会と共催にて開催いたします。

「プラグマティックな制度主義としてのコンヴァンシオン経済学(Economics of convention (EC) as a complex pragmatist institutionalism)」をテーマに、コンヴァンシオン経済学を最も分かりやすく語れる報告者が3月21日(土)と22日(日)の2日間にわたり十分な時間を割いてくれる貴重な機会です。

皆様、奮ってご参加いただきますよう、お願い申しあげます。

 

  • 日 時: 2020年3月21日(土) 12:00~17:00
  • 報告者: Rainer Diaz-Bone 氏 (Professor, Soziologisches Seminar der Universität Luzern; スイス社会学会会長)
  • 討論・解説者: 立見淳哉 氏 (大阪市立大学准教授)
  • タイトル:

12:00~14:00 初日の第一講義
Introducing EC (first sketch of this institutionalism, historical development and organization, two systems of conventions)

15:00~17:00 初日の第二講義
EC’s research on labor (recruiting and labor markets), on quantification/categorization/performativity, on law and some more

  • 研究会の趣旨

 フランスで発展した制度経済学の一つ「コンヴァンシオン経済学」(コンヴァンシオン理論)の全体像を、最新の動向もふくめて、Rainer Diaz-Bone氏(Professor, Soziologisches Seminar der Universität Luzern; スイス社会学会会長)に解説していただく研究会をおこないます。近年、大都市やクリエイティブ産業のみならず、地域、地場産業、伝統産業においても新しく「価値づけ」し直すような動向が広くみられます。人・物・装置・それらの配置などから価値(規範的次元のもの)がどのようにかたちづくられるかに注目するコンヴァンシオン理論は、こうした今日の趨勢を捉えようとするときに、とくに使える分析道具(分析の観点)になる可能性があります。コンヴァンシオン理論は、ある主導者によって打ち立てられた理論ではなく、フランスの社会科学者のゆるやかなネットワーク(コミュニティ)のなかで生成・発展している理論です。そのため、非フランス人にとっては全体像を把握しにくい理論でした。しかし、ディアツボーン氏は、非フランス人の立場からこのコミュニティに時間をかけて参入していった経験をふまえて、どうすれば全体像と最新の動向を非フランス人にも分かるように説明できるかを工夫し続けてきました。日本では、コンヴァンシオン経済学は『コンヴァンシオン理論の射程』(2006)、『企業の政治経済学』(2006)、『資本主義の新たな精神』(2013)といった一連の翻訳のあと、まとまった紹介が十分にはなされていない状態です。ディアツボーン氏の一連の説明(報告)を聴くことによって、コンヴァンシオン経済学そのものになじみの薄いかたや制度経済学を学びたい大学院生はもちろんのこと、上記の翻訳以降の動向を知りたいかたにとっても、コンヴァンシオン経済学の生成から現在までの理論的発展とその分析道具としての有用性を理解することができると思います。なお、2日間にわたる研究会では、コンヴァンシオン経済学を用いて事例分析を続けてきた立見淳哉氏(大阪市立大学 准教授)に、日本の制度経済学・進化経済学の状況をふまえた補足説明、参加者の理解を深めるためにディアツボーン氏との議論をところどころでおこなってもらう予定です。
(関西大学経済学部 北川 亘太)

  • 使用言語: 英語
  • 備 考:

2日目(2019年3月22日(日))の予定は以下の通りです。

11:00~13:00 2日目の第一講義
EC’S research on food production and food markets, state/neoliberalism, health, big data and some more

14:00~16:00 2日目の第二講義
ECs methodology and epistemology, regimes of engagement, Foucault and EC, “doing EC”, state of the art, and outlook

 

以上